宅建を受ける人とは
私は30代で宅建を受験しました。
宅建の試験は年に1回のみで、受験資格が特にないため、受験者がとても多いです。
2023年の宅建受験者は233,276 人もいたそうです。
(「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」の「令和5年度宅地建物取引し資格試験結果の概要」より)
私の受けた会場では最寄りの駅でバスを待つ受験者がものすごい人数いました。
帰りも臨時のバス待ちで大行列で、すぐには帰れず、とても疲れたのを覚えています。
今ブログを見ていただいている方は、これから宅建を受ける方でしょうか。
もうすでに受けたことのある方でしょうか。
私は1回目の受験で不合格だったため、2回受験しています。
宅建会場には、年齢や性別、見た目など、様々な方がいて、とても興味深かったです。
会場で見た気になった受験者をまとめました。
- 学生さん
- 記念受験の方
- スーツ姿のサラリーマン
- ご高齢の方
学生さん
学生さんは結構多かった印象です。
2023年のデータを見ても学生さんは10.9%。
データとしても 男性 151,848 人、女性 81,428 人ということで、会場でも女性よりも、圧倒的に男子学生が多かった印象です。
建築学科の学生さんや、不動産業界での就職を目指す学生さんが受けているのでしょうか。
そういえば私の友人も学生時代に宅建を取っていました。
『わたしも学生の時間のあるうちに勉強しておけばよかったのかな…』と思いつつ、
『学生のうちから宅建の勉強をしているなんて、すごすぎる…』と思いつつ、
『学生…、もう何十年前の話なのだろうか。学生うらやましい…』と思って学生さんを見ておりました。
記念受験の方
2回目の受験で隣の席に座っていた男性は、おそらく記念受験。
全く問題を解かない方でした。
年は40代くらいの男性。
はじめは問題に普通に取りかかっていましたが、結構早い段階で諦めた様子が伝わって来ました。
解答用紙回収の時に少し見えてしまったのですが、最初の数問だけ頑張り、その後は見事に全て同じ番号をマーク。
きっと勉強をほとんどせずに受けたのだと思います。
『受かる可能性ないのに来ただけ偉いな』と思いつつ、
『来た時間がもったいないのでは…』とも思ってしまいました。
宅建は難しい資格なので、しっかり勉強しないと問題は解けないので、
こういう方は結構多いのではないかと思います。
データを見ても、受験率80.9%ということで、20%近くの方が申し込みだけして受験会場に来ていないようです。
それを考えると会場に来ただけマシなのか。
試験の2時間はやることがなくて暇で辛かったのではないかと思います。
スーツ姿のサラリーマン
試験会場は私服で来ている方がほとんどですが、何人かスーツ姿のサラリーマンがいました。
おそらく不動産か住宅関係の営業さんであろう男性。
2023年の受験者データを見ると、不動産業 35.2%、建設業 8.8%ということで、
やはりお仕事で宅建を必要としている方の受験が多いですね。
私服ではなくスーツということは、試験前に仕事をしてきたのか、試験後に仕事をしに行くのか…。
私は試験後疲れ切ってヘトヘトだったので、試験前後に仕事をするなんて、本当にすごいなと思って見ていました。
ご高齢の方
1回目の受験で隣に座っていたのは、ご高齢のおじいちゃんでした。
ご高齢というのは60代ではなく、見た目的には70代、場合によっては80代にも見えるおじいちゃんでした。
ちなみに2023年のデータでは、受験者の平均年齢は 35.6 歳 だそうです。
見た目的には結構高齢の方で、
『年齢を重ねていても資格勉強をするってすごいな!』と思う感じではなく、
『大丈夫かな、マークシートちゃんと解き方分かってるかな…』と、こちらが思ってしまう雰囲気でした。(←失礼)
ちらっと見えた机の上の消しゴムが、数十年ものなんじゃないかと思わせるくらいの黄色く変色した消しゴムで、
宅建受験者の年齢層の幅に驚いた事を覚えています。
いかがだったでしょうか。
宅建は受験資格がない分、本当に色々な方が受験されています。
きっと資格によって、年齢層や職業などが変わるので、試験会場の雰囲気も変わるのではないでしょうか。
学生さんでも高齢者の方でも、仕事中のサラリーマンでも、勉強してきた方でもそうでない方も、
いろんな方が様々な理由で受けている宅建試験。
みんな受験を決意して会場に来ているだけですごい!えらい!
そう思います。